銅製らしき薬缶との事で工場へ直接 埼玉県から訪問していただきました。

お話を伺いました

私の父(90歳)が新潟県内に住んでいます。
先日 実家へ帰った時に、これだけはどうしても捨てられなかったと、父の母親がお嫁に来たときに持参したという「やかん」を納戸からとりだしてきました。

風呂敷に包まれていましたが真っ黒でした。実用品でもなく美術品でもないのですが、できれば元気なうちに綺麗な形にして見せてあげたいと思うのですが、可能でしょうか?

そして、 現物で状態を拝見しました
黒すぎて 材質も分からず 薬缶の底に穴も開いていました。

直接、持ち込みしてもらえましたので  徹底的に何度も打ち合わせをしました。

もしも、できるなら見た目以外にも実際に薬缶として使えると父も喜ぶと思います
喜んだ顔が見たいとの希望でした。

薬缶の穴も埋めて湯を沸かせるように
また、当時の状態へ戻すようにクリーニングを施しました。
黒くてまったく 分かりませんでしたが
真鍮と銅で作られた薬缶で、表面は飾り模様 手作業の彫金も浮き出てきました。

半年くらい お預かりさせて頂きましたが

一番は気持ちに応える事が出来たのでなにより☆